素通り
「何か楽しい事ないかなあ」
「本当だよなあ」
と、随分とやる気の無い会話をしていた男友達と私。
2人はよくそんな事を話していたように思います。
そして似た思考を持つもの同士、よく一緒に居ました。
彼は俗に言う「草食系男子」で、どんなに一緒に居ても
「男性性」
を感じる事はありませんでした(笑)
だからこそ、ネガティブな事などもサラリといえたのだと思います。
そんな彼と私は「楽しい事が見つからない」という話ばかりをしていました。
今ひとつパッとしない毎日。
何のドキドキもない毎日。
そんな日常に飽き飽きしていた部分もありました。
かといって恋愛しようと自ら動く事も無く、
新しい趣味を始めてみようと思うこともありませんでした。
「ここまで楽しくないなんて嘘みたい。」
「もしかしたら気が付いてないのかな?俺達が。」
恐らく彼の意見が正解だったように思います。
「何か楽しい事ないかな~」
という思考が、私の心を「楽しくない」に向けさせて、楽しい事が目の前にやってきても素通りしていたのかもしれません。
「楽しい事、見つけてみよう」
そう話していくうちに、楽しい事は目の前にありました。
彼と恋愛をすること。
彼と楽しい思い出を沢山作る事。
目の前にあったものにさえ素通りしかけていた私。
気が付いてよかったと思った私です。